| 先日、街で教え子にばったり会った。なんでも就職活動を始めたらしい。 |
| 中学時代はクラブに明け暮れ、日に焼けて真っ黒な顔をしていた。その娘が見違えるように色白で、スタイル抜群の美女となり、私のすぐ目の前に立っている。 |
| 「広島で就職したいんか、職種は?」私は少し偉そうに尋ねた。 「ええ、まあ・・。」と彼女。 「お前は昔から成績良かったけぇ、ええ所狙うとるんじゃろぅ。」と私。 「でも先生、わたしノーブラですから。」 「ノ、ノーブラ!?」 |
| 彼女達女子大生の間では、新聞やリクルート誌に大きく広告宣伝のできる一部上場の大企業(ブランド企業)でない、つまり全国的にはあまり知られていない、地方や地元の中小企業をノーブランド企業(ノーブラ)と呼ぶのだそうだ。一瞬、顔を赤らめ、視線を顔から下へと移してしまった自分が恥ずかしくなった。 |
| 題をご覧になって期待され読み始められた方には大変申し訳ないが、たとえ小さくとも、自分の才能を活かしてくれる会社を自ら捜すことはとても良いことだ。さらに良いことは、一度都会へ出ていった優秀な人材が、地方へ戻ってくることである。 |
| 実に「ノーブラ」はイイ。 |